2011.9.1write
住 処 兵庫県高砂市 | 大山(鳥取県) |
三尾山(兵庫県) |
年 齢 団塊世代のおじ(い)さん | ||
趣 味 山歩き 読書 |
<きっかけ>
住処の近くに高御位山という標高304mの山があります。
この地で生まれ育って50年で5回ほどしか登ったことがありませんでしたが、50歳を過ぎて体力保持のため友人に連れられて
久しぶりに登ってみると、頂上についた途端に足がガクガクと震えだしたのでびっくり。
これではいかん、と思い、それから休日ごとに高御位山に出かけるようになりました。
回数を重ねるにつれて少しづつ早く登れるようになるのが面白く、山頂に立った時の爽快感が次第に病みつきになり、地元の
ハイキングクラブに入れてもらい、近くの山にも連れていってもらうようになりました。
ハイキングクラブでは私よりも年上の方がスイスイと登っていくのに、こちらは汗だくで、下山すると翌日は足がパンパン。
これではいかん、と休日の高御位山歩きを続け、だんだんと先輩諸氏のペースについていけるようになり、たまに一人で近くの山
に出かけるようにもなりました。
何年かすると、年1回の北アルプス登山にも参加できるようになり、真夏の暑い時には近くの低山よりもアルプスの高山の方が
よほど歩きやすく気持いいことも分かってき、いろんな山に登ることの楽しさを知るようになりました。
<これからの目標>
仕事をリタイアしてからは一人であちこちの山に出かけるようになり、日本百名山にもチャレンジしてきましたが、今年になって
登った百名山の数が年の数を超えるまでになりました。
ここまでくると次は百名山の踏破をするしかありません。
楽しみながらをモットーに、何とか70才までに目標をクリアできればいいかな、と思っています。
2014年9月8日に白馬岳に登って、日本百名山を完登しました。 これからはピークハントに拘らない山歩きを楽しもうと思っています。 2014年9発22日write |
<読 書> 2012.3.10 write 2019.8.7 最終更新
サンデー毎日の生活に入ってからは週一冊ペースで本を読んでいますが、山岳小説も結構読みました。
その中で、面白かった作品を記します。
笹本稜平さんと樋口明雄さんが精力的に新作をを発表されていて、彼らの新刊を楽しみにしていますが、最近では下村敦史さん
の新作も待ち遠しいです。。
安藤 敬一他 | 狩猟始めましたNEW | 狩猟を通じて自然を見つめ、豊かなライフスタイルを志向する人たちの動向を紹介 |
泉 康子 | いまだ下山せず | 冬の北アルプスでの遭難捜索のドキュメント。雪山捜索の大変さがよく分かった。 |
瓜生 卓造 | 単独登攀 | ヒマラヤの単独登攀を切り開いたヘルマン・プールの伝記的小説。 |
伊藤 正一 | 黒部の山賊NEW | 三俣山荘を開いた著者と、昭和20年代に黒部源流域に住んでいた猟師との交流記。 |
太田 蘭三 | 脱獄山脈 | 脱獄囚と自殺未遂女性の北アルプス逃避行が、ユーモラスで爽やか。 |
熊谷 達也 | 相克の森 | 「山は半分殺してちょうどいい」とは? 人間と自然との関わりを考える力作。 |
笹本 稜平 | 還るべき場所 | 死生観が主題と言えるが、ヒマラヤを圧倒的な迫力で描写する山岳小説。 |
天空への回廊 | エベレストに墜落した軍事衛星の回収作戦が息詰まる展開の山岳冒険小説。 | |
春を背負って | 山小屋での出来事を通して人生を考える爽やかな物語です。 | |
未踏峰 | 三人の若者がヒマラヤの未踏峰に登る青春小説。 | |
南極風 | 遭難からの生還者を殺人者に仕立て上げる権力機構との闘いを描く。 | |
その峰の彼方NEW | 冬のマッキンリーでの遭難救助。究極の選択が連続し、息をつかせない迫力。 | |
尾根を渡る風NEW | 奥多摩の山に登ってくる人々と駐在所勤務の元刑事との爽やかなドラマです。 | |
分水嶺NEW | 大雪山を舞台に、幻の狼を探し求める仮釈放中の男をめぐるメルヘンな山岳小説。 | |
大岩壁NEW | ナンガ・パルバットの大岩壁で繰り広げられる人間模様。結末がやや物足りない。 | |
ソ ロNEW | ヒマラヤ屈指のローツェ南壁に挑む日本人クライマー。核心に入るまでがやや長い。 | |
復活のソロNEW | 前作「ソロ」の続編。ヒマラヤ第2の高峰K2に挑む描写は迫力がある。 | |
沢木耕太郎 | 凍(とう) | ギャチュンカン北壁に挑むクライマー、山野井泰史、妙子夫妻のノンフィクション。 |
下村 敦史 | 生還者NEW | カンチェンジュンガで何があったのか?若い作家の初山岳ミステリー。今後が楽しみ。 |
失踪者NEW | 極寒の氷雪峰に迎えに行った親友の遺体は明らかに歳を取っていた。なぜ・・・ | |
高嶋 哲夫 | ミッドナイトイーグル | 核弾頭を積んだ爆撃機が槍ヶ岳に墜落し、北朝鮮と自衛隊の争奪戦が・・・。 |
谷 甲州 | 遙かなり神々の座 | チベット、ネパールの政情を背景に、ヒマラヤを舞台にした山岳冒険小説。 |
神々の座を越えて | チベット独立運動を背景にしたヒマラヤ登頂の物語。遙かなり・・・の続編。 | |
単独行者 | 新田次郎の「孤高の人」と読み比べるとなお面白い。 | |
西前 四郎 | 冬のデナリ | 零下50度、風速50mのデナリ(マッキンレー)登攀に挑むノンフィクション。 |
新田 次郎 | 栄光の岩壁 | 山に向かう不屈の闘志と情熱に圧倒される。 |
銀嶺の人 | 二人の女性クライマーの山への熱い情熱に感動します。 | |
孤高の人 | 加藤文太郎の生きざまに自分を重ねる人も多い名作。 | |
剣岳・点の記 | 当然のことながら、映画よりも深みがあり面白い。 | |
八甲田山死の彷徨 | 自然の過酷さを痛感します。 | |
富士山頂 | 気象庁職員だった新田次郎の自伝的小説。 | |
芙蓉の人 | 明治時代に冬の富士山頂気象観測を成し遂げる感動実話。 | |
槍ヶ岳開山 | 江戸時代の信仰登山の姿が目に浮かび、荘厳な気持ちになります。 | |
馳 星周 | 蒼き山嶺NEW | 雪の白馬岳から栂海新道への逃避行。昔の映画「明日に向って撃て!」を思い出す。 |
神奈備かむなびNEW | 御岳山で極限状態の心理描写が上手い。登ったルートなので景色が目に浮かぶ。 | |
樋口 明雄 | 狼は眠らない | 奥深い雪山での男たちの壮絶な戦い。迫力ある描写が息をつかさない。 |
男たちの十字架 | 南アルプス山中での20億円の争奪戦。徹頭徹尾ハリウッド仕立てなのがいい。 | |
火竜の山NEW | 山岳救助隊シリーズだが、架空の山を舞台にしている分、ややリアリティ不足か。 | |
クリムゾンの疾走NEW | 山岳救助隊シリーズだが,今までと違ってアクション中心のスリリングな娯楽小説。 |
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白い標的NEW | 北岳を舞台にした山岳救助隊シリーズ中、一番リアルでハードで迫力がある。 | |
光の山脈 | 南アルプスの山とともに生きる若者と地元やくざとの壮絶な戦い。 | |
ブロッケンの悪魔NEW | 北岳が舞台のハルカの空の続編。前2作と違ってテロリストとの壮絶な戦いになる。 | |
約束の地 | 山と人間との関わりを詰め込んだ力作。描写の迫力が凄まじい。 | |
天空の犬 | 北岳が舞台の山岳救助隊の冒険・青春小説で、読後感が爽やかなのが好ましい。 | |
ハルカの空NEW | 天空の犬の続編。ライトノベル的だが迫力ある描写には引き込まれる。 | |
許されざるものNEW | 絶滅した狼を中国から移入し、崩れた生態系を取り戻そうとするが・・・ | |
逃亡山脈NEW | 山岳救助隊シリーズだが、ストーリーが荒唐無稽すぎてリアリティに欠ける。 | |
湊 かなえ | 山女日記NEW | 頂きを目指しながら答えを探す短編連作。そうそう、と合いの手を入れながら読める。 |
山野井泰史 | 垂直の記憶 | ヒマラヤの氷壁に挑み続けてきた本人のドキュメント。とにかく凄い人です。 |
夢枕 獏 | 神々の山嶺 | 作者が書く最初で最後の山岳小説という、全霊を傾注した渾身の大作。 |
吉村 龍一 | オロマップNEW | 森林事務所に持ち込まれる様々な事件に対処する森林保護官。続編が楽しみです。 |
光る牙NEW | 日高山脈での森林保護官と羆との死闘。誰が羆を凶暴にしたのか? | |
ボブ・ラングレー | 北壁の死闘 | 極秘軍務でアイガー北壁に登攀する冒険小説。最後のドンデン返しがいい。 |