両神山1723m  

    埼玉県秩父郡小鹿野町     ROUTE

    中央自動車道甲府昭和インターから国道140号線を走り、雁坂トンネル(有料710円)を通って、
    県道37号-国道299号線へと進み、日向大谷登山口へ。甲府昭和インターから約100km、3時間。  

    2010/10/14 曇り     MAP 

    コースタイム 登り 登山口-(2時間)-清滝小屋-(1時間30分)-山頂   合計 3時間30分
             下り 山頂-(1時間)-清滝小屋-(1時間40分)-登山口    合計 2時間40分 

    青木鉱泉から東へ100km余り、3時間余りかかって道の駅両神温泉へ移動し、ここで車中泊。

    翌朝起きると天気はあまり良くないが、少なくとも午前中は雨にはならない模様。
    とりあえず日向大谷の登山口まで行ってみることにする。

    登山口前の駐車場に到着すると、すでに2台の車が止まっていてそれぞれ山支度中で、すぐにもう一台が
    入ってきた。
    誰も来ていなかったら断念しようと思っていたが、これだけいれば心強いので登ることにした。  
 
    7時10分:登山口を出発。標高は約660m。駐車場前の階段を上ると民宿があり、この前から登山道に入る。  
   
    自然林と植樹林が交互に現れる沢沿いの道を進んでいく。1時間ほどは緩やかな沢沿いの道が続く。 
   
    自然林が続き、沢を4回途渉する。
    変化のない道で唯一目につくのが頻繁に出てくる石像で、信仰登山の山らしい。 
   
     標高が900mを超えた八海山あたりから傾斜がきつくなる。
    ほぼ同時に出発した4人の中で、50歳前後の若い人はどんどん先に行ってしまった。
    そしてすぐ後を歩いていた同年輩の方にもこの辺りで追い越されてしまって、3番手になってしまった。
    流石にこんな天気の日に単独で来る人は健脚ぞろいだ。
   
    白藤の滝の標識が出てきたが、昨日ドンドコ沢でいろいろ見たので寄る気にならない。
    続いて弘法の井戸の標識が現れたが、チョロチョロと湧いているだけなので飲む気にならず通り過ぎる。 
   
    9時10分:清滝小屋に到着。立派な小屋で、前には広い休憩スペースがあるので小休止。
    小屋を出ると急登の道を登っていく。  
 
    30分ほど歩くと尾根筋になり、何回か鎖場が出てくるが上りでは必要ないくらいのものだ。 
   
    10時:両神神社本社に到着。標高1,600m位あり、この辺りから紅葉が増えてくる。 
   
    傾斜は緩やかになって一息ついたと思ったら、登山道が崩落したところになり滑ると数十メートル落ちて
    しまうので慎重に迂回。この日の歩行で一番緊張したところだった。  
   
    山頂が近くなりテーブルがある休憩ポイントに到着。
    ここから歩いてきた方向が見渡せるらしいが、今日はガスで何も見えない。
    少し進むと鎖場が現れ、これを上るといよいよ山頂だ。 
   
    10時30分:山頂に到着。視界は開けているがガスで何も見えない。  
   
    時々ガスの切れ目から紅葉の尾根が見渡せたのがせめてもの癒しだった。 
 
    30分ほど休憩して同じ道を下山。下山後、道の駅両神温泉で汗を流した。
    昨夜7時ごろここに着いた時にはひっそりとしていたが、昼間は結構賑やかだった。 
   
    天候の良くない日は頂上を踏むだけが目的になり、面白味が半減してしまう。
    標高も低いので紅葉もまだだろうと思っていたが、山頂付近は紅葉真っ盛りで嬉しい誤算だった。

    下山後、追い越された健脚氏にお話を伺うと、同い年の方で、熊本から来て2週間、東北からこの辺り
    までの山を登っていて、すでに百名山は殆ど登り今は二百名山を中心に登っているとのことだった。
    流石に健脚なはずだと納得した。 
   
 2010/10/12鳳凰山     2010/10/15雲取山
   
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