蘇武岳1074m

   豊岡市日高町羽尻   ROUTE      

   播但連絡道和田山インターから、国道9号等を通って日高町羽尻の登山口へ。 

   2013/5/8 晴れ     MAP 

   コースタイム 登り 登山口‐(45分)‐金山口‐(15分)‐金山廃村‐(70分)‐金山峠‐(90分)‐山頂
                                         合計 3時間40分
           下り 山頂‐(50分)‐金山峠‐(70分)‐金山口‐(30分)‐洗心台‐(20分)‐若林口
              ‐(30分)‐登山口                 合計 3時間20分

   この山は10年ほど前に、八鹿町主催の妙見山・蘇武岳縦走大会で登ったことがある。
   あの時は妙見山から林道を延々と歩き、山歩きというより道歩きという印象が強い。
   登山大会で金山峠を歩いている時に、阿瀬渓谷からのルートが有ることを知り、何時か歩いてみたいと
   思っていた。
   朝7時に高砂を出発し、播但連絡道を通って8時半頃関電発電所前に到着すると、何故か通行止の標識
   があるが、案内標識を見るともう少し先まで行けるようなので進んでいく。
   対向車が来ればお手上げの狭い道を約700m進むと、結構広いトイレ付きの駐車場へ到着した。
   ここが第2駐車場のようだ。標高は約250mである。  
   
    9時:出発。 
   
    少し歩くと「遊歩道入口」の標識が現れたので、左手の遊歩道に下りていく。
    沢の中を歩いて行くと綺麗な滝が現れた。これが源太夫滝だった。  
   
    10分ほどで登山道に合流して少し歩くと若林方面との分岐になるが、時間があれば廻ることにして右手へ進む。
    落差1m位のものにも名前が付けられているが、時々良い感じの滝も現れる。 
   
    阿瀬渓谷最大の龍王滝は水が殆んど枯れていた。
    不動滝を過ぎて不動尊横を通ると、関電取水口が現れる。 
   
    そしてすぐに、立派な標識のある金山口に到着する。
    金山口から約1km歩くと新しい橋が現れ、これを渡ると金山廃村で、ここまでがちょうど1時間。 
   
    廃村には東屋が設けられ、その横には室町時代には金鉱で栄えたことや、昭和37年まで住んでいたことなどが
    記されていた。 
   
    東屋で小休止して歩き始めると、この辺りにはニリンソウやザゼンソウが良く咲いていた。 
   
    廃村から上流にも滝が現れるが、何故かもう標識は立てられていない。
    沢を右へ左へと、4回渡りながら上流へ上っていく。 
   
    金山峠まであと1kmのところに立派な滝が轟音を轟かせていたが、標識がないので名前は分からない。
    滝を過ぎると傾斜がキツくなっていき、沢も枯れていく。 
   
    11時5分:標高760mの金山峠に到着し、小休止してから山頂への登山道に入る。 
   
    いきなり急坂を直登するが、あとはゆったりとした尾根道になる。
    杉林に突き当たると、杉林の左側に進む。すると赤いテープが現れ、杉林と落葉樹との境界を歩いていく。 
   
    時々現れるカラマツ林がいい雰囲気だった。 
   
    中間地点を過ぎた辺りから林道を左手に見ながらの行進になるが、ちょうどイワカガミも群生している
    ので花を探しながら進んでいく。 
   
    イワカガミから顔を上げて左手を見ると、西側には眺望が開けている。 
   
    後方には氷の山や鉢伏山。 
 
    真横には扇の山。 
    頂上が近付いてくると、何故かいきなり9合目の標識が現れる。 
   
    12時40分:見晴らしのいい山頂に到着。 
   
    北側には三川山とその向こうには日本海。 
 
    東側には床尾山や粟鹿山も見える。
    誰もいない静かな山頂で、眺望を楽しみながらのランチタイムを過ごし、13時20分、下山開始。 
 
   時間短縮のため林道を下りていく。 
   
    金山峠からは登ってきた道を下り、15時15分、金山口に到着。
    予定より早く降りてきたので若林方面へ向かうと、予想外の急坂が現われ、汗を拭きながら登っていく。 
   
    新緑が眩しい道を登りきると標高647mの洗心台。 
   
    そして、急坂を降りていくと関電取水口のある若林口に到着する。 
   
    若林川沿いの道を降りていく。
    渓谷沿いの道は気持ちよく歩けたが、見どころは楓の滝ぐらいだった。 
   
    思案橋で阿瀬川に合流し、観瀑休憩所横を通って駐車場に向かう。 
   
    最後に源太夫滝を見返し、16時30分、駐車場のある登山口に帰着した。 
   
    往復7時間、約18kmのロングコースだったが、傾斜が緩いのでかかった時間の割りには疲れなかった。
    渓谷沿いの道は変化があるので楽しく歩け、紅葉の時に渓谷だけを周回するのがこのルートの一番いい
    歩き方だろうと思った。 
 
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