黒味岳1831m-宮之浦岳1936m-永田岳1886m

   鹿児島県屋久島町   ROUTE

   三宮駅前バスターミナル-(夜行高速バスで11時間)-鹿児島港高速艇乗場-(高速艇で種子島
   経由2時間40分)-屋久島安房港-(安房港から紀元杉行きバスで1時間)-紀元杉バス停で下車      

   2014/5/20〜22  20日:雨 21〜22日:晴れ  MAP 

   コースタイム 20日 紀元杉バス停-(25分)-淀川登山口-(40分)-淀川小屋
                                   合計 1時間5分(2,4km)
           21日 淀川小屋-(90分)-花之江河-(15分)-黒味岳分岐-(30分)-黒味岳
               -(25分)-黒味岳分岐-(135分)-宮之浦岳-(25分)-永田岳分岐
               -(50分)-永田岳-(50分)-永田岳分岐-(115分)-新高塚小屋
                                  合計 8時間55分(18km)
           22日 新高塚小屋-(60分)-高塚小屋-(10分)-縄文杉-(70分)-ウイルソン株
               -(25分)-大株歩道入口-(75分)-楠川分れ-(60分)-辻峠-(20分)-タイコ岩
               -(15分)-辻峠-(40分)-白谷小屋-(100分)-白谷広場
                                  合計 7時間55分(14km)

   13時安房港着の高速艇を降りると豪雨の中だった。
   カッパとザックカバーで雨対策をして、13時31分の紀元杉行きバスに乗り込む。
   乗客は4人。皆大きなザックを持っているので、これから3日間の同行者になる人達である。
   14時35分:紀元杉を過ぎたところで下車して歩き始めると、すぐに「川上杉」が現れる。  
 
   15時:標高1360mの淀川登山口に到着。写真にも写るほどの大粒の雨の中を登リ始める。  
   
   道は側溝のようになり、念入りにスプレーをしてきたゴアテックスの靴も水の侵入を防げなかった。
   15時40分:淀川小屋に到着。小屋には既に5人ほど先着者がいたが、この後次々と人が増え、日が暮れる頃
   には満室の40人近くになっていた。  
   
   21日朝起きると、昨日の荒天が嘘だったような晴天になっていた。
   小屋横の水場も清流が流れていて一安心。念のため沸騰させて1,5リットルの飲料水をつくった。
   6時5分:標高1380mの淀川小屋を出発。  
   
   標識に距離も書かれているのでどれくらい歩いたかよく分かる。
   1時間ほど歩くと高盤岳1711mの展望所があり、何とも不思議な豆腐岩が山頂に据わっていた。  
   
   7時25分:小花之江河。ここからも豆腐岩が見えた。       7時35分:花之江河。  
   
   7時50分:黒味岳分岐。ザックを置いて空荷で黒味岳へ向かうと、直ぐにロープ場が現れる。  
   
   10分ほど登って樹林帯を抜けると、花を付けたシャクナゲの向こうに南側の山並みが見渡せるようになった。
 
   8時20分:黒味岳山頂に到着。強風に耐えながら岩の上に上がる。  
   
   北側に、これから向かう宮之浦岳と永田岳が見渡せた。  
 
   分岐に戻り、花崗岩の白い岩肌と緑の中にシャクナゲのピンクの花が彩りを添えてくれる快適な道を登っていく。  
   
   自然が創る造形の妙に見とれながら歩いて行く。  
   
   岩の上にある2個の小石も気になる。  
   
   10時40分:栗生岳1867mに到着。次のピークがいよいよ宮之浦岳だ。  
   
   11時:宮之浦岳山頂に到着。快晴の空の下、岩陰で風を避けながら、広い山頂で昼食休憩。  
   
   360度の大展望の山頂から南側を眺める。
  
   東側にはこれから登る永田岳が大きく迫り、登高意欲を盛り立ててくれる。  
  
   11時45分:宮之浦岳山頂を後にし永田岳へ向かう。  
   
   シャクナゲの密集地が見える。登山道から少し離れているが、満開になればさぞ見事だろう。  
  
   13時:永田岳山頂に到着。西側に口永良部島が見えるが、写真には写っていなかった。  
 
   東側には先程までいた宮之浦岳が優しい姿で佇んでいる。  
  
   13時50分に分岐点に戻り、宿泊予定の新高塚小屋を目指して下山。  
   
   見渡す限り日本庭園のような素晴らしい風景が続いている。       
 
 
  
   シャクナゲの花もよく咲いている。 
   
   分岐から1時間半ほど下ると樹林帯になった。  
   
   15時45分:新高塚小屋に到着すると、既に多くの人が寛いでいた。  
   
   到着した日こそ雨だったが、翌日はこれ以上望めないほど澄みわたった晴天になり、当初迷っていた永田岳
   へも足を伸ばすことができて大満足の一日だった。
   小屋は暫らくすると次々と人が増え、夜になると40人の定員いっぱいになり、テントも3張りの盛況ぶりだった。  
   
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